プレイ日記その7世界が防衛協定で団結し、この平和は永遠に続くかと思われました。 ところが、1852年、世界の眠りは突然破られます。 オスマンのメフメド二世、ロシアのエカテリーナ女帝から防衛協定の破棄を告げられたのです。 これは戦国シミュレーションなどで起きる「同盟を結んでいても隙を見せたら攻め込まれる」ということではなく 防衛協定はあくまで防衛戦争の協定であって、同盟国が自発的に戦争を起こした場合は防衛協定が無効になるのです。 外交関係図を見てみると、まずメフメド二世がジョアン二世に宣戦布告。 これにより、メフメド二世とペリクレスの間の防衛協定が無効。 ジョアンと防衛協定を結んでいたハンムラビとエカテリーナがメフメド二世に宣戦布告。 これにより、エカテリーナとペリクレスの間の防衛協定が無効。 ギリシャが戦争に巻き込まれる事はありませんでしたが、世界は騒然としてしまいました。 このまま世界はイスラム教とヒンズー教の大陸間戦争になだれ込んでしまうのでしょうか? イスラム大陸を発見した時の懸念とは逆に、強大化したオスマン軍の軍事スコアは1590。 三カ国連合軍はエカテリーナが596、ジョアンが581、ハンムラビが363。合計1540。 単純に合計してもオスマン軍の方が優勢なうえ、技術に劣るイスラム連合軍はそれぞれ各個撃破されてしまうでしょう。 また、ギリシャはアテネでのライフルと機関銃部隊の量産、手の空いた他都市でのカノン砲の生産、 港湾都市での戦列艦の生産により、戦力スコアは大きく向上。世界第二位まで押し上げています。 文化系一辺倒でなければ、もともとこれぐらいの戦力確保はできたのです。 軍事一辺倒ならどれほどの軍事大国になっていたのやら。
存亡の危機に立たされたエカテリーナは次の手を打ってきました。 今、まがりなりにもオスマン軍とまともにぶつかることができる戦力があるのはギリシャしかない。 オスマンと同じ大陸にいるギリシャがオスマン帝国の背後を突いてくれれば オスマン海軍がイスラム大陸を目指して出航することはできなくなる。 ギリシャが少しでも時間を稼いでいる間にイスラム大陸の防備を固めようと。 しかし、ギリシャの立場から考えれば、それは不可能です。 このままギリシャに何事も起きなければ文化勝利が目の前なのです。 メフメド二世とはいまや信頼も深い友人であり、その関係を築くまでには様々な努力がありました。 もはや彼を相手に戦争など想像できません。 なにより、ロシアの言葉に乗ってオスマンと対決したら、現状のギリシャ軍では全滅してしまいます。 イスラム連合軍は大陸の防備だけで精一杯で、とてもギリシャに援軍を出すことはできないでしょう。 つまりギリシャは完全にロシアの捨て駒となって、華やかな文化都市は戦火の中に消えていく事になるのです。 心苦しいですが、まず何よりもギリシャの民を守らなければならない。
ロシア沿岸の都市には防衛部隊が配備されていましたが、 剣や弓で武装した兵士たちが、ライフル銃やカノン砲を前に、いったい何ができるでしょうか? 戦争はオスマン帝国の一方的な勝利に終わるでしょう。ギリシャは確かに安全です。 しかし、滅びゆく彼らにギリシャがしてやれることは、ほとんど何もないのです……。
オスマン帝国対イスラム諸国の戦争が始まってから4年が過ぎ、時は1856年。 世界が平和から戦争に傾いていく中、アテネではベートーヴェンとマーク・トゥエインが、
スパルタではレンブラントとセルバンテスが、
コリンスではゴッホ率いる7人の大芸術家たちが、一斉に世紀の大傑作を発表。 三大文化都市を全盛の文化へと導きました。
次ターン、1858年。 ペリクレスが文化勝利を達成し、勝者となりました。
このシド星は、様々な事があった星でした。これからも様々な事が起きるでしょう。 さしあたっては二つの大陸の間に起きた戦争ですが、 西のイスラム大陸は今後オスマン帝国の銃火に踏みにじられてしまうのでしょうか? それとも、とりあえず宣戦布告だけはしておいて実際に軍を向けることはせず、 睨み合いのまま時を過ごして和平を迎えるのでしょうか? シド星ではそんな展開が意外にあるものです。 平和のうちに勝利を得る事はできましたが、なんとなく後味の悪い、 後ろ髪の引かれるシド星との別れになりました。
共に発展を続けたギリシャ(水色)とオスマン(緑色)ですが、その内容は大きく異なりました。
オスマン帝国は圧倒的な軍事力で、
ギリシャは他の文明をはるかに超越した文化の魅力によって。 それぞれに異なる道を選びましたが、最大の違いは、歴史はギリシャを勝利者に選んだということなのです。
領土の広さ、人口、経済力、生産力、いずれを取っても世界の一流国となりました。
五大都市のうち上位3つは当然ギリシャの三大文化都市。 意外にもコリンスは世界遺産がひとつもありません。
ペリクレスの統治は人類史上最高の名君アウグストゥス・カエサルにも並ぶ善政と判定されました。 立地と隣人に恵まれた、危なげのない勝利だったと言えるでしょう。 最初に銅を取りに行っていたら。鉄を発見した時、オスマンとの対立を回避せず決戦を挑んでいたら。 パルテノン神殿、マウソロス霊廟、システィナ礼拝堂、ゼウス像を建設せずにもっと早く北部の広大な領土を得ていたら。 結局戦争は起きなかったのだから技術研究を捨てて全ての予算を文化に注ぎ込んでいたら。 どの選択をしていても、今よりも良い結果を得る事ができたのかもしれません。 しかし、今日のところは、これで良かったのだということにしておきましょう。 実はこの後もプレイを続ける事はできます。 勝利が確定した後なので目標がなく、だれてしまうことも多いですが。 1 2 3 4 5 6 7